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■ Revell: Vought F4U-1D Corsair
模型作りに舞い戻って約半年経った時点の集大成と言えば大袈裟だが、そんな気持ちで徹底的に手を加えた。レベルミニシリーズは古いキットにもかかわらず、プロポーションが良いものが多く、手の加え甲斐があると思う。
キットは、30〜35年くらい前に流通していたヴィンテージものでありながら、アウトラインはなかなか正確である。縮尺寸法に若干の誤差があるが、さすがにこれほど古いキットに僅かな差をとやかく言っても始まらないし、全体的なプロポーションのバランスが整っていれば、全く気にならない。
ただ、キャノピーの形状は実機と全然異なっており、これは同時期の
1/72 ファイターシリーズの F4U
も同じ形状である。1/72
をそのまま模したのであろうか。いずれにしても使い物にならないので、食玩ウィングクラブコレクションのコルセアに付属していたキャノピーセットを流用した。時として食玩はアフターパーツとして活用できるので、余分に確保しておくと良いだろう。このウィングクラブのキャノピーは形状も非常によく、開状態が再現出来るので、コックピットの造形も抜かりなく行なった。詳しい工作に関しては、製作記(準備中)を参照されたい。
主な改造点は、コックピット自作、脚収納庫内のディテールアップ、HVAR
ロケット弾、増漕、尾輪、着艦フック、ピトー管等をそれぞれ自作した。だんだんとミクロな工作にも慣れてきた。
マーキングは、一番のお気に入りであるバンカーヒル搭載機とした。グロスシーブルーは例によってミッドナイトブルーに青味を調合したものである。デカールは
MYK
デザインから食玩用が発売されていたのでそれを使用したが、ニス部分が剥離可能なタイプなので、扱いが非常に難しい。しかし、完成した作品は、極小ながらも
F4U-1D
の特徴をうまく表現でき、若干のミスはあるものの大変満足いくものに仕上がったと思う。 |
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