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■ SWEET: General Motors (Grumman) FM-2 Wildcat (1)
このスケールでマトモなワイルドキャットと言えばレベルの
F4F-4
ぐらいしかなかったが、この精度でしかも最終型&マイナーな
FM-2
が模型化されたことが非常に嬉しかった。
キットは零戦21型の直前に発売された製品なので、出来は素晴らしい。ただ一個所、カウリング正面の形状がちょっとおかしい気がする。もう少しリップの内径は広く、Rも僅かに緩やかであるべきはないだろうか。
これもほぼ素組みであるが、両翼前縁の機銃穴をドリルで開口した。ピトー管はプラ板から自作したが、ややオーバースケールになってしまったようだ。塗装はトライカラーを選択してみた。F4F
のトライカラーは、FM-1/2への交代時期とほぼ一致しているせいか極端に実機写真が少ないので、「トライカラーのワイルドキャット」を作ってみたかった。
半つやのシーブルーとインシグニアホワイトの中間は本来、インターミディエイト・ブルーであるが、GSI
クレオスには紛らわしい「ミディアム・ブルー」という色が存在し、ハセガワの古いキットではこれを指定しているものもある。
これを製作していた当時は U.S. NAVY
セットを持っていなかったので、ミディアムブルーを使ってみたのだが、若干鮮やかな印象を受ける。 今の目で見るとシーブルーとのコントラストが若干強すぎて、シーブルーが浮いてしまっているように見えるので、次に本キットをトライカラーで製作する際は、この辺に気をつけてみようと思う。 |
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