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Last Update : 6 May. 2008

 
Aviation144s - 1/144 レシプロ機の世界 -
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■ PLATZ : Republic P-47D Thunderbolt (リパブリック P-47D サンダーボルト)

プラッツの一連の製品は、回を数えるごとにキットの完成度が明らかに向上しており、この P-47D も前作の紫電改から更にワンランク、アップしている感がある。とりわけ、主翼の上半角を保ちながら、ぴっちりと合う胴体との接合精度は、驚愕至極である。もはや SWEET よりも高精度、且つ組み易いのではないだろうか。

米海軍機をメインに製作しているが、もともと米軍の単発レシプロ機自体に好きな機体が多く、この P-47 もその一つであるから、待ちに待った製品であった。スタイリングの再現度は素晴らしく、こんな小さなスケールでありながら、ぶっとい胴体に備わる微妙な曲線の機微を見事に捉えている。
パーツ構成もシンプルで、前作同様大変組み易い。今回はちょっと張り切って、多少のディテールアップを試みた。
左右合計8丁もあるブローニング M2 機関銃は、小スケールでも圧倒的な存在感を主張しており、まずはこの銃口の開口を行う。 ケガキ針で中央をそっと突き、その穴をガイドにしてφ0.25mm のドリルで穴を開ける。これだけでもリアル感がぐっと向上する。次に、武装であるが、ロケットランチャーも前後を開口する。これは機銃よりも太いから、工作も比較的容易である。もし、これから製作される方がいらっしゃれば、是非挑戦していただけたらと思う。 爆弾は、羽(整流板?)が、弓矢の羽を十字にしたように簡略されていたので、成型した上で後ろから見ると、◇形になるように、0.12mm のプラペーパーで羽を追加する。 あとは、ピトー管にある刺状の▲を追加する。

塗装は、まず #1200 のサーフェイサーを吹いて下地を作る。完全に乾いたら #1000, #1500 位のペーパーで表面を整え、次にベースホワイトを吹く。 オリーブドラブの反射防止帯は、あらかじめ吹いておいてマスキングしておく(デカールも用意されているが、当然ながら塗装したほうがリアルだ)。今回は銀塗装なので、小スケールと言えども単調にならないように、所々パネルのトーンを変える。先に若干の黒を混ぜた銀を全体に吹いて、完全に乾いたらくすんだ感じを残したいパネルをマスクする。
次に、本来の銀色を重ねる。小スケールなので、トーンの変化は二段くらいで十分だろう。ちなみに銀塗装は塗膜が他の非メタル色に比べ弱いので、塗料に若干クリアーを混ぜておくと塗膜の強度が増す(と思う)。こうするとマスキングの際にも塗膜が剥がれにくくなる
この状態で完全に乾くと、塗膜にも十分な強度と滑らかさを有していたので、マスキングを剥がしてデカールを貼る。
デカールを貼り終えたら、オリーブドラブの反射防止帯を再びマスキングし、クリアーを厚めに吹く。
完全に乾いたら再びマスキングを剥がし、エナメルでスミ入れ。 またまたオリーブドラブをマスキングして、仕上げのクリアーを吹く。 脚や増槽、爆装などの小部品を取り付け、完成である。

こうして完成した機体を眺めていると、地面を擦りそうなメタボ気味(笑)の巨大な胴体が目に飛び込んでくる。1/144 でありながら、圧倒的な迫力である。
思えば、P-47D の製作は他のスケールを含めて今回が初めてであった。 1/144 でありながら、これほどの力強さと魅力を持っている機体であることに改めて気が付く。 既にタミヤの 1/72 と 1/48 は購入済みで、手持ちの資料に乏しい今回の機体の製作において、資料としての役割を担ってもらったのだが、これらも是非近いうちに製作したい、と思うようになった。もっと大きなスケールで P-47D の魅力を味わいたいのだ。(笑)

それにしても、今回のプラッツの製品を踏まえると、来月発売予定の F6F-3 ヘルキャットが非常に楽しみである。
何しろ、米海軍機とりわけ、ヘルキャットには格別の思い入れがあるので、その期待度もいつも以上なのだ。

(完成: 2008年5月3日)

※画像をクリックすると、XGA サイズの大判画像がポップアップします。
 拙作の画像ではありますが、宜しければ壁紙などにお使い下さい。

 

 

 

 


 

 

 

 


ヨタ話

1円玉を横に置いたりして、1/144 の小ささを誇張するような写真表現をネット上でしばしば見かけるが、個人的にはあまり興味があるほうではない。所詮模型自体が本物の縮尺なのだから、その度合いが違うだけに過ぎないと思うからだ。
とは言え、まぁそれでも気まぐれで、そんな写真を撮ってみようかなと思う時もある。
それがこの写真。タバコとライターを小道具として揃えてみた。
そんな時ふと、「P-47 に似合うタバコは何だろうか?」と思ったのだが、なんとなくひらめいたのが LUCKY STRIKE であった。P-51 ならば、文句なく Marlboro だろうな(笑)。マールボロにそう感じるのは過去のカウボーイをメインに据えた TV CM のイメージが強いためだろう。ムスタング(野生馬→荒馬)には Marlboro だよな(すげー短絡的)。
んで、なぜ P-47 に LUCKY STRIKE のイメージを重ねたのか、と改めて考えてみたのだが...たぶん、P-47 の丸い胴体と翼端形状から、短絡的にイメージしただけじゃないかと...。つまらないオチである。ちなみにタバコは6,7年前に止めて以来長らく吸っていなかったが、約1年前の2月に、当時の職場の強烈なストレスのため、久しぶりに喫煙を再開してしまった。その後職場の環境も改善され、ストレス・フリーに仕事をしていたのだが、喫煙だけはズルズルと続けていた。とは言え、百害あって一利なしの喫煙習慣。 この4月より、再びタバコを止めた。ただ、今回の撮影では、どうしても LUCKY STRIKE のソフトパックを使ってみたかったので購入し、撮影後は捨てるのももったいないので、吸ってしまった。(^^; まぁでも、つい最近まで持っていた喫煙に対する執着は、今ではほとんど無くなっているので、全く心配していない。 いま喫煙の習慣がある皆さん、なるべく早く止めたほうが良いですよ〜。

 

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