● 11月23日版
いやぁ、寒くなってきました。 懐も寒い(涙)ですが、アキバ巡回はやめられません。(笑)
エフ商会:
・米国三井製の金反射層メディアを販売中。 ゴールド・アンブランデッド
@\230
プリンタブルホワイトタイプもあったようですが、既に売り切れた後でした。
この久しぶりの金反射層メディア、どういった素性かと店員に聞いてみましたが、あまり詳しいことは聞けなかったものの、間違いなく現行品であり、対応書き込み速度は
8x であるとのことです。
ATIP を確認してみましょう。
まずこれは、今回購入したもので、
ATIP: 97m 27s 55f
Disc Manufacturer: Mitsui Toatsu Chemicals, Inc.
Reflective layer: Dye (Short strategy; e.g. Phthalocyanine)
Media type: CD-Recordable
Recording Speeds: min. unknown - max. unknown
nominal Capacity: 650.85MB (74m 05s 10f / LBA: 333235)
となっていました。 次に、1999年頃まで流通していた、往年の
MITSUI GOLD では、
ATIP: 97m 27s 56f
Disc Manufacturer: Mitsui Toatsu Chemicals, Inc.
Reflective layer: Dye (Short strategy; e.g. Phthalocyanine)
Media type: CD-Recordable
Recording Speeds: min. unknown - max. unknown
nominal Capacity: 650.85MB (74m 05s 11f / LBA: 333236)
であり、フレーム数と LBA
が1ブロック多いので、かつてのスタンパーを使用したものでないことが分かります。
続いて、既に絶版となり、市場の流通在庫のみとなっている
Professional の ATIP は、
ATIP: 97m 27s 55f
Disc Manufacturer: Mitsui Toatsu Chemicals, Inc.
Reflective layer: Dye (Short strategy; e.g. Phthalocyanine)
Media type: CD-Recordable
Recording Speeds: min. unknown - max. unknown
nominal Capacity: 650.85MB (74m 05s 10f / LBA: 333235)
でした。 今回購入したものと同一ですね。 この事実から、以下の推測が出来ます。
(1)
今回購入した米国三井のものと全く同一であり、これにより今回エフ商会で発売された製品は、Professional
で使われていたスタンパーを米国三井へ移管して作られた可能性があります。
(2) 或いは、対応書き込み速度がやはり Professional
と同じ 8x
である事から、レーベルや印字の処理の前段階で止まって死蔵していた生産途中の
Professional
を米国へ引っ張り、途中から米国でレーベル処理や印字をすることで、Made
in USA として発売した可能性もあります。
いずれにしても、往年のメディアとは異なるので、CDW-900E
や CDR100
等のヴィンテージドライブで厳密なクォリティを求める事は酷ですが、少なくても
Professional
同等と言うことで、現行のドライブで高品位な書き込みをするには適しているかも知れません。 個人的には、(2)
の可能性が高いと思います。死蔵品さばきの一環のような気が...。(^^;
あと、エフ商会は、あきばお〜三号店向かいに出店予定中。来週30日(土)までには開店しているとのことです。
あきばんぐ、あきばお〜、そしてエフ商会と、三つ巴の激戦となるのでしょうか...。
※追加情報です
ハマリモノ BBS
ライトへ、既に売り切れてしまったプリンタブルホワイトの
ATIP 情報が、上記中央の往年の MITSUI GOLD
と同一であった、という情報を頂きました。 そのメディアのロット番号が、2271 2126 1296
であるとのこと。
ロット(の読み方を思い出しつつ・・・)から判断すると、どうも今年製造のようですが、 少なくとも往年の製品と同じ ATIP を使っていると言うことは、その当時のドライブで使 っても、アンブランデッドよりも良い品位で書き込めるかも知れません。
● 10月26日版
さすがに 10月終わりに近づくと、ジャケット無しでは辛い気温になりました。それにしても今年の残暑はしぶとかったですねぇ。(苦笑)
じゃんぱら:
・Melody ブランドの 80min 10枚スピンドル入りが激安
\198!
最近の動向を見ると、先月の DIAMOND
と言い、底値は遂に 10枚で \180-\200
あたりに突入の感があります。
製造元は CMC
です。そう言えば、あぷあぷで夏に販売していた 50枚
\999 で販売していた PC line ブランドも CMC
でした。 やはり、最近の激安メディアは CMC 製が多いですね。
何かの事情でダブついたロットが大量にあったとか? 真相は如何に!?(^^;
ZOA:
・TDK タフネス EX 74min 国産 16x 対応品 50枚スピンドル入り
\2,480
ハマリモノ BBS
ライトにご報告があり、私も一つ購入させていただきました。R.
さん、情報 Thanks m(_ _)m
26日(土)の時点では、店頭展示はおよそ20〜30個くらいありましたが、来週末まであるかどうかは微妙...。
もう少し欲しかったですが、これ以上在庫を増やしたくないので...。あ、いや、誘電の
8x 以下だったら話は別。(^^;
さてこのメディア、業務用と POP
に書かれていましたが、見たところレーベルのデザイン等は、市販品と同一でした。
多分この製品は、ドライブ開発メーカーや測定機関等に卸されるものだと思われます。 ちなみに、TDK
ということは、もしかしたら Y社
向けのものだったかも。(笑)
業務用と聞くと、やたらに高級な材料を使って製造されたものを想像しがちですが、業務用だからと言って特別に高級な材料を使っている、とは限らないんですよね。
ドライブメーカーが使う「開発業務用」と、制作現場の「制作業務用」は、ちょっと違います。
VTR
やカセットデッキ等の設計現場で使用されるリファレンステープでもそうなんですが、設計時のデータ測定ではなるべく記録媒体の個体差に影響されてはならないため、使用する媒体は個体間の品質差が極めて少ないものが要求されます。おそらく今回の製品も、そういった選別が入った個体差が少なくて、質の良いものだけを製品としてパッケージしたものなのでしょう。 誘電の
74MY
もその方式ですが、こちらの場合は主に制作業務をかなり意識した製品パッケージとなっています。
余談ですが、某メーカーへリファレンスとして卸されている現行誘電の音を聞いたことがあるんですが、これが現行品かと疑いたくなるほど高い品位の音でした。 なので、今回購入した
TDK も大変楽しみです。(笑)